危険な誘惑については先日Momominが投稿済みですが、さらに詳しく書いてみたいと思います。
生粋のSの人でなければ誰にでも心の奥底にMな感情やMのシチュエーションを期待する願望が少しは潜んでいるものです。女性はごく少数の例外を除き、少しはM気があると言われます。男性でもこのサイトに迷い込んだ人には「少しは」M気があるのではないでしょうか。
Mな願望と言っても、白昼夢としてMなシチュエーションを思い浮かべて被虐の喜びに浸るという純粋なMもあれば、普段は意識していないのに実は深層心理や潜在意識の中に、Mにつながるような恐怖体験や心の傷が潜んでいて、何かの拍子でそれが表面化する場合があります。
危険な誘惑という衝撃のマゾ小説は “Gender Swap SFエンターテインメントです”という軽い感じの宣伝文句です、M気のある人が読むと、人格が変わってしまうほどのインパクトがあり、精神的に相当タフな人以外は読まない方が無難です。最初の4分の1ぐらいは軽快な話が続くのでスイスイ引き込まれますが、気がついた時には too late (もう逃げられない)という感じです。
例えば、主人公は数年前に犬と結婚させられた性奴隷女が1ヶ月後には人間性を失ってしまうという話を読んだことがあり、犬のペニスは一端挿入されると抜けなくなり数回の射精の後やっと抜かれたときに女は思考力を失っていた、という話が、深層心理の中で恐怖として残っていました。少しはM気のある主人公の深層心理の中で、その恐怖感がいつしか願望に変化していたら・・・。「未来シミュレーター」という機械により隠された願望が実現された時、主人公はその性奴隷女の恐怖を再体験することが可能な状況となって・・・・。
全裸で数頭の大型犬と一緒にオリに収容されて翌日一緒に殺されることになった夜の、雄犬との深い精神的・本能的のシーンでは本気で身震いしました。それが恐怖ではなく快感としての震えだった、ということは、私の人格も変えられてしまったと考えられるでしょうか。
どんなM男AVよりもリアルなマゾ体験をさせてくれる凄い小説でした。
ノーマル男性なら自分の彼女には読ませるべきではない小説です。(自分がドSで彼女のM性を大きく開花させたい場合は別ですが。)
但し、この小説の主演・助演はともに女性なので、TS小説とはいえ女性が男性になるFTMシーンしかないので予めお知らせします。本サイトを訪問されるMTFの方が読む場合は、「すでに僕は女の子になった」と自分に言い聞かせてから読み始める必要があります。