スカート男性:シフォンのロングスカートをはいた市川亀治郎似のオッサンから変態と呼ばれた焼津事件

スカート男性(シフォンのロングスカートをはいた市川亀治郎似のオッサンから変態と呼ばれた焼津事件)に関する記事ですが、このサイトには最も不似合いな写真がいきなり出てきて驚かれましたか?

市川亀治郎さんの写真であり広告写真ですが、非常に男らしい印象ですね。「どうせ歌舞伎の女形のことを話題にしたいのだろう」と思われましたか? 確かに市川亀治郎さんは妖艶な女形もこなす歌舞伎役者です。

kamejiroでも、今日のお話しは歌舞伎の女形とは無関係な話ですので、この女形の写真は忘れてください。

先週の連休に、私は仲良しの友人と静岡に行きました。日帰り温泉の受付で女性と認識されのお話しに出てきた女友達(ノーマル女性)と一緒です。事件が起きたのは、私たちが下着を買うため焼津のディスカウントストアに行った時でした。

女物の小物の売り場で、市川亀治郎に似た感じの男性がブラブラと買い物をしていたのです。顔の感じ、頭の形、体格がそっくりで、髪型はもっとショートで、髭は剃られていました。男性が女物の小物の売り場をブラブラすることは、近年では当たり前のことで、それを事件と言っているのではありません。

その亀治郎似の彼は、白っぽいクリーム色のマキシ丈のシフォンのロングスカートを履いていたのです。坊主のような髪型のまま、化粧っ気ゼロで、ただズボンの代わりに白いロングスカートだったのです!

お分かりでしょうか?シフォンの白いロングスカートなんて、超フェミニンで、普通の女性は買い物にそんなものは着ていきません。

私と友人は顔を見合わせてあっけにとられました。

「ねえ、ちょっと変だと思わない?」

友人は、自信なさそうに、心配顔で私にひそひそ声で聞きました。

「ちょっとどころじゃないでしょ。」

私も、亀治郎に気づかれないよう、友人に耳打ちしました。

女装したい人が女装することを批判しているのではありません。どう見ても女装して簡単に見破られる人が女装することをバカにしているのでもありません。せめてウィッグをつけてくれれば、「オカマを仕事にされている近所の方が気軽に買い物にきているのかな」と思うだけで、それ以上気にも留めません。

男性的な外見の方が、全部男性の恰好をしているのに、何故か下半身だけは思いっきりフェミニンなスカートをはいている、というのは、よくないと思うんです。通行人に「あれ、自分の頭がおかしくなったんじゃないか」と不安を抱かせるからです。

次回は是非ロングのウィッグをつけて外出していただきたいと思います。

実は、事件はそれで終わったのではありませんでした。私たちは買い物を済ませて、隣の駐車場に止めてあった友人の車に戻りましたが、それからしばらく車で移動するので、トイレに行っておこうということになり、ストアのトイレ(ストアの建物の外にあります)に行きました。

小さいトイレで、男性トイレのドアは開けっ放しで中には誰もおらず、女性トイレは外に一人並んでいたのが、丁度私たちが着いたときに一人出てきたので、友人がドアを開けて入りました。

私は、上下とも黒のジャージーを着ていたので、「男で通そう」と思い、胸のふくらみが目立たないように背中を丸くして男子トイレに飛び込みました。(勿論、大の方です。)トイレを済ませて手を洗っていると、亀治郎さんが入ってきて、視線が合ってしまったのです!

亀治郎さんはすれ違いざまに「ヘンタイ女」とつぶやき、大に入っていきました。

ガーン!あいつに変態と呼ばれるなんて。私はくやしくて、反論したかったのですが、よく考えると、明らかに彼の方に分があります。彼が普通じゃないのはスカートをはいていることだけであり、「男がスカートをはいて何が悪いんだ?」と言われれば、それまでです。「せめてウィッグをして欲しい」などという批判は、「男はスカートをはくべきじゃない」という世間の常識を鵜呑みにした、コンサバな意見なのです。女子トイレが込んでいるという理由でAカップの私が背を丸めて男子トイレに入るのはやはり間違っていました。私は今後一生男子トイレには入らないと誓ったのでした。

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